頭痛の原因
頭痛の原因には色々な種類があることはご存知ですか?
「ずっと偏頭痛持ちだと思っていたけど実際は片頭痛じゃなかった」
ということもあります。
頭痛にはどんな種類があるのか、それらはどんな症状なのかをお伝えします。
頭痛の種類
頭痛には大きく分けて筋緊張性と血管性があります。
血管性は更に片頭痛と群発頭痛に分かれます。
筋緊張性
・緊張型頭痛(筋緊張性頭痛、筋収縮型頭痛)
筋緊張性の頭痛は、筋肉が持続的に収縮することによって起こります。
起こる部位としては、両側の首の後ろから後頭部、頭全体に起こることが多いです。
痛みは締め付けられるような感覚で、頭が重く感じたり、圧迫感を感じたりします。
肩や首のコリに伴って現れることが多く、ストレスによって悪化したり、朝より夕方に痛くなる傾向があります。
血管性
・片頭痛
片頭痛は、血管が拡張することによって起こる痛みです。収縮した血管が拡張すると、ずきずきと拍動しているような痛みが頭の片側だけに起こります。
短けれぱ数時間で良くなりますが、ひどければ3日近く続くこともあります。
片頭痛では頭痛と共に悪心・嘔吐を伴い、寝込んでしまうことも多くあります。
光や音に敏感に過敏になることもあります。
片頭痛は比較的男性よりも女性に多い傾向にあり、月経やストレスが誘因になります。
血管が拡張することが原因なので、お風呂に入ったり、甘い物やコーヒーを飲むことで血管が拡張して増悪してしまいます。
緊張型頭痛は休むと張り詰めてた筋肉が緩んで楽になるのと真逆で、片頭痛はリラックスすることで症状がひどくなってしまうのでとても辛い頭痛です。
・群発頭痛
群発頭痛は頭というよりも、眼に痛みが現れます。
突然、片方の眼にキリで疲れたような激痛が走るのが特徴です。
これは、眠っている間に起こることが多く、数分から数十分すれば軽快します。
数年に1回、同じ時期に数日間集中的に起こるのも群発頭痛の特徴です。
この頭痛は女性よりも男性に起こることが多く、飲酒が誘因になります。
鍼が効く頭痛
1番効果が分かりやすいのは、筋緊張性の頭痛です。
肩・首のコリから来ることが多いのでその周りのコリを取ってしまえばとても楽になります。
また、どの頭痛もストレスが誘因になってくるので、自律神経を整えてストレスを緩和させていくことが治療のひとつになります。
その他
上記以外にも、副鼻腔炎や緑内障、虫歯が頭痛の原因になることもあれば、命に関わる頭痛もあるので注意が必要です。
引っ張られるような痛みがあれば脳腫瘍の可能性もありますし、突然頭をハンマーで殴られた様な痛みを感じればクモ膜下出血が起こっている可能性もあります。
その場合は、一刻も早く病院に行って検査をしてもらう必要があります。
ご自身の頭痛が何によるものなのか、心配な方は一度専門家に診てもらいましょう。
ANTS鍼灸治療院にもいつでもお気軽にご相談ください☺︎