寒暖差アレルギーとは?

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季節の変わり目に風邪を引きやすい、鼻水が出たりだるくなる、、。

風邪だと思っていたその症状、実は風邪ではなく寒暖差アレルギーかもしれません。

寒暖差アレルギーとは

専門的には、”血管運動性鼻炎”とも呼ばれる寒暖差アレルギー。
急激な温度の変化によって、鼻水、咳、くしゃみなどの症状が出ます。
人によっては、頭痛や倦怠感、睡眠障害を引き起こすこともあります。

風邪との違い

風邪はウイルスに感染することによって起こります。
ウイルスに感染した身体はウイルスと戦うために様々な防衛反応を示します。
熱が出たり、喉が痛くなったり、黄色い鼻水が出たりと、免疫機能が働いて身体をウイルスから守っています。

寒暖差アレルギーは、熱が出ることは滅多にありません。また、鼻水が出てもサラサラした透明の鼻水です。

アレルギー性鼻炎との違いは?

アレルギー性鼻炎とは、花粉症やほこりアレルギーなどのことです。

アレルギー性鼻炎もくしゃみや鼻水が出たり、稀に頭が痛くなることもあります。

ですが、これは花粉やほこりなど、アレルギーの症状を引き起こす物質(アレルゲン)を吸い込むことによって発症します。

アレルギー性鼻炎の場合、特異lgE抗体検査という簡単な血液検査で原因を調べることができます。
血液中に特異IgE抗体があるかどうかで、何に対してのアレルギー症状なのかを調べられます。

寒暖差アレルギーはアレルギーと言ってはいますが、IgE抗体が見られることはないという点で、アレルギー性鼻炎と異なります。

寒暖差アレルギーの原因

人間の身体には、厳しい暑さや寒さの中でも体温を一定に保とうとする働きがあります。
暑い時は汗をかいて熱を外に放散させ、寒い時には毛穴を閉じて熱を体内に閉じ込めています。

これを調節しているのは「自律神経」です。

急激な寒暖差によって自律神経の働きが乱れることで、冷えやだるさ、身体の張りや頭痛が起こってきます。

鼻の毛細血管は寒いと交感神経の働きで縮み、温かいと副交感神経の働きで広がるのですが、自律神経の乱れによって、それがうまく働かず鼻水が出てきます。

寒暖差アレルギーにならないために

暑い時にはしっかりと体内の熱を外に出して、寒い時は厚着をして身体を温める。
気温に合わせてこまめに服装を変え、なるべく寒暖差を感じないようにしましょう。

ストレスは自律神経を乱す1番の要因です。
適度な運動、十分な食事と睡眠で生活習慣を正して少しでもストレスを減らしましょう。
生活習慣の改善によって免疫力も上がっていきます。

寒暖差が激しい季節、体調にも十分気をつけて生活しましょう。